先月号でお話ししました、『丹波篠山味祭り』に行ってきました。今年の歩行者
道路にはなぜか、柴犬が沢山いました。それもバギーに乗ったり、歩いたりと
様々で行くところに柴犬あり!!てな感じでした。がそう思いながら歩いている
と、なんと道路の真ん中に円陣がありました。もの好きが高じて何事かと覗い
てみると、なんと写真のごとく、柴犬の品評会!!同じ方向を向いてポーズを
とっている姿とってもかわいかったので、ハイパチリ!! 皆さんにも可愛さの
お裾分けします。
統合失調症、という診断を受けて以来、親には普通以上の心配と世話をかける
事となり、夢の実現も半ばあきらめ、世間体が気になったり気に病んだりと、い
ろいろとある中で、だんだんと高齢者の仲間入りを意識するような歳になって
まいりました。 大事な事をうっかり忘れたり、家庭内でも何が無くなった誰が
取った、あれこんな所から出て来た、などと、最近では親子ともどもお互いに
「とがめだて」できないような状況であったりします。 同年代や兄弟たちにも
なんと孫ができて、まさか「おじいちゃん」になるんだなんて未だにすんなりと
受け入れられないような、受け入れざるを得ないような、といった按配です。
そんな私がよくひとに言われる事として、安心してられるのは親が生きて
いる今のうちだけかもしれません、という、遠慮がちなトーンでのフレーズが
あります。 両親は二人ともすでに「後期高齢者」、当人はその言葉を嫌い
ますが、いざという「その後に至ってから」の生活について、今のうちから
よく考えておいた方が良い、という話です。 確かに、昔からの同僚や
患者友達が、親が逝ってしまった後たいへん苦労しているケースもよく耳
にしたりしています。
たしかに、一般的な人生コースを外れてしまったかのようなところはある
にしても、今、生きている現実の私が、事実「私」なのであって、「もっと私
らしい私の生き方」が他にある、というふうには考えないことにしています。
今の状況それ以外のモノはこの世に存在するわけでも無く、今を唯一の
ものとして大切にし、さらにより良き自分、或いは生き方を目指し、そして
その指標・目標を生活の「張り合い」として行ければ、と考えています。
親の亡き後に自分が困るかも知れない、と心配してもらえるのは「有り難
き助言」というよりもむしろ、半人前としか認めてもらえていない「情けなさ」
であるように、私には思えてならないのです。(N)
団体、サークル、学校、会社関係者の皆さま!!
精神障害当事者が出張講演いたします。
■ 出張地域:市内(市外については応相談)
■ 対象:市内地域団体、福祉サービス事業所、学校、会社などの団体
■ 開催人数:5人程度から百人単位
■ 日時:平日9時~17時(その他の日時については応相談)
■ 申込み:原則、講演開催の1ヶ月前までに申込み
■ 講師:あすなろ相談支援事業所職員および精神障害ピアサポーター
■ 団体や対象に合わせて調整させていただきます
三田市精神障害者支援センター ℡ 079-556-5075 FAX 079-556-5275